『見えない鎖』を取り外す

 エレファントシンドロームという現象があります。

 これは象などの知的動物を調教するための方法の一つで、野生の象を捕まえてきてロープでつないでおくと象は暴れてちぎって逃げてしまうのですが、象に対して『自分はつながれたら逃げることができない』『自分には無理だ』というマイナスなイメージを学習させると、本来できるはずのことができなくなってしまうというものです。

 捕まえてきた象を『絶対にちぎれない頑丈な鎖』でつないでおくと、しばらくは暴れて逃げようとします。しかし数日のうちに暴れなくなり、そのまま飼い慣らすとそれ以後は鎖からロープに付け替えても逃げなくなるそうです。

 これは、一度『自分はつながれてしまったら逃げることができない』『自分には無理』と刷り込まれてしまうと、本来ちぎることができるロープでさえ『無理』と思い込み、チャレンジすることすら最初から諦めてしまうという性質を調教に応用したもの。

 実は、人間にも同じことが起こります。

 『あんなに頑張ったのに全然できなかった』という経験を何度も繰り返すと、無意識のうちに「自分にはできない」「無理」というマイナスなイメージが刷り込まれ、知らないうちに見えない鎖につながれてしまいます。
 結果、これから新しいことにチャレンジしようとする場面に出くわしても「どうせやっても無理だと思う」とやる前から諦めてしまい、能力的にはできたはずのことをできないと決めつけ、チャンスを失ってしまうことは往々にしてあります。

 悪いことに、これは経験からの刷り込みだけではなく、他人から刷り込まれることもあります。
 「なんでこんなこともできないの?」「頭悪いな」などとマイナスなイメージを大人や兄弟・先輩・上司などにずっと言われ続けると、自分の中にもマイナスなイメージがどんどん刷り込まれ、やはり見えない鎖につながれてしまう。頭が悪くなどないのに、自分は頭が悪いと思い込んでしまっている人がたくさんいます。
 そして実際、そのせいでできるはずのことができなくなっている人をたくさん見てきました。

 スタディーイノベーションにできること。
 それは、可能性を閉ざす見えない鎖を取り外すこと。
 私はその外し方を知っています。

 「どうせ無理」だなんて思わないでください。私と一緒に勉強すれば、実は自分にはできることだったんだって気付くことができます。

 「勉強なんておもしろくない。親に怒られるからテスト前だけ仕方なくやってる」というなら、それはおもしろい勉強があるということをまだ知らないだけ。私と一緒なら、勉強に対する見方が変わります。

 勉強だけじゃない。

 見えない鎖が外れれば、自分なら何だってできそうな気がしてくる。その自信こそが未来の可能性を広げると、私は確信しています。

 この塾は、ただ勉強を教えるだけの塾ではありません。
 子供の可能性を広げる塾、それがスタディーイノベーションです。